フォーシーズンズホテル京都をはじめ多くのラグジュエリーホテルや新感覚の旅館、料理店で利用されているのが洛中高岡屋の座布団。和モダンなテイストのインテリアにマッチするデザイン性と確かな職人技が、この実績を生んでいます。
おもてなしの伝統
京座布団は、昔からつちかってきたさりげない生活の知恵ともいえる「おもてなしの心」を持った、伝統の技を駆使した手作りだからこそ長く座っても疲れにくくじっくり体に馴染んでゆくのだそうです。
洛中高岡屋では熟練した職人が、一枚一枚丁寧に手作りで仕立てる京座布団には3つの大きな特色があるといいます。
座布団の中央に施されているとじ。京座布団以外の座布団はほとんど十字とじですが、京座布団は「三方とじ」。お客様に座布団を出す際に前とうしろを間違えて失礼にならないよう京座布団の三方とじは、とじの一方が座布団の前を指しているとも言われています。
座布団の四角に施されている房。京座布団の房は、座布団の角のわたをつかむ様に施されています。これは、座布団の角からわたが抜けにくくするという伝統の技。刀や鎧、袱紗(ふくさ)や相撲の土俵にも邪気を祓うために房があります。座布団にもいつしかそこに座る人に邪気が入り込まないように房が付けられたということです。
京座布団は、裏面は平らで表面はカマボコの様に中央が盛り上がっています。
これには、中央の体重がかかる部分はわたを多めに入れ、ヘタリにくくするという伝統の技だといいます。
職人技が支えるモダンデザイン
洛中高岡屋はこうした京座布団の伝統を守りながら、インテリアとして楽しいデザインとフォルムを生み出しています。
もちろん座布団づくりの工程は、職人達が代々受け継いできたふとん作りの技を用いたものです。
生地の裁断は職人が裁ちばさみで丁寧に切るので、1枚からのオーダーも可能なのです。また座布団作りでは、わた入れ、仕上げの工程が座布団の良し悪しを左右するといいます。
株式会社 高岡
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